今月の詩・左子真由美「駅」
6月の詩、左子さんの「駅」をアップしました。
駅は渚
潮騒のように
時が寄せてはひいていく
わたしたちはいま到着したのだということ
わたしたちはいま出発するのだということ
その嬉しいような悲しいようなざわめき…
ここは駅
駅は渚
左子さんの詩は、生きる喜びと生きる悲しさがコインの表裏のように分ち難く張り付いていて、それが不思議な魅力となっていると思います。
( 尾崎記)
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