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イリヤへの批評

みなさま、お元気ですか? しばらく日記をサボっておりました、笑。風邪はもうすっかり治りました。でも大阪ではインフルエンザ流行の兆しがあるとか、みなさまもどうかお気をつけてくださいね!ところで、うれしいニュース。「詩と思想」12月号に以下のようなイリヤの批評が掲載されました。おかげさまで「イリヤ」は毎号どこかで取り上げて頂いています。といいつつ、これは次の号へのプレッシャーですね。ガンバロっと!

「イリヤ」3号(尾崎まこと・発行人)
 創刊から二年目を迎える。各同人のポートレート、フォト・ポエム、など写真を活かした誌面作りに洒落たセンスを感じた。同人のお顔が拝見できるというのは、ちょっとホッとするところがありますね。
 左子真由美の「コップ」、コップをひとつの意志と捉え、短いながらも凛とした詩世界を構築している。「その形が/うつくしいのは/(略)薄い一枚の仕切りにより/なかにたたえられた液体を/しっかりと/抱き留めているからである」。しなやかな意志だ。佐古祐二の「空を飛ぶ」。子どもの頃、誰もが夢見た、空を飛ぶ、という願望が瑞々しいタッチで描かれている。「どっどど どどうど どどうど どどう」。宮沢賢治の童話のオノマトペを絡めた前半部分には臨場感がある。その前半部分と、最終行の対比が、何とも切ない。尾崎まことの「林檎ランプ」も、童話風味の一編だ。林檎の真ん中には小さな「灯火」が灯っていて、夜になると、林檎山全体がランプのように明るんでいく・・・。美しい想像世界である。(長谷川忍氏)

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ロマン詩選発送終了!

ロマン詩選、参加された方には一人4冊で、厚さが10センチもありました。120名のみなさんに宅急便でお届けしました。シールが使えないので昨日は宛て名書き、ご挨拶状の印刷、今日梱包を終えて夕方みんな旅立っていきました。喜んで頂けるかな? 一足先にお送りした編集委員のお一人の斎藤さんには、配慮が行き届いている、とお褒めのことばをいただきました。ちょっとドキドキですが、肉声の聞こえてくる詩集、生きている詩集です。どうかお楽しみに! それはいいのですが、ちょっと風邪気味・・・今夜病院に行ってきました。病院の本を作っているので、校正をお持ちしてついでに診察してもらったわけです。早く直らねば・・・汗。でも、人並みになってきたかな、笑。(真由美)

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お客様!

昨日、今日とお客様に明け暮れました。昨日は東京から、今日は名古屋と西宮から。新しい出版のお話です。まとまるかどうかはわかりませんが、笑。でも、口コミばかりで、来社頂けるだけでもありがたいです。明日はいよいよ『ロマン詩選』と『光の階段』の2冊が到着します。ドキドキ、ワクワク・・・。『ロマン詩選』は長いあいだお待たせしていまい、本当に申し訳なかったと思っています。発送頑張らなくちゃ!(真由美)

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本の帯コンクール

今日15日は大阪府が実施している「本の帯コンクール」の表彰式でした。私は、昨年に引き続き子どもたちに賞状を渡す役を仰せつかり、午後ドーンセンターに行ってきました。写真は帯の展示と販売の様子です。子どもたちが作った帯のついた本が実際に販売されています。今年が4回目にあたりますが、いい企画ですね! その生き生き伸び伸びした発想に学ぶところ大でした! 受賞者が圧倒的に女の子が多かったの は面白かったです。舞台の上は暑かったし、緊張しました。汗をかいてちょっとは痩せたかな、笑。ところで、PO131号が予定より一週間早く到着しました。で、今日発送をほぼ終えました。ふう!(真由美)

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今月の詩・祐二さん

佐古祐二さんの「夕映え」を今月の詩にアップしました。構成が建築物のようにしっかりしていながら、それを越えてなんとも形容しがたい抒情が寄せてきます。いうならばリアリティのある抒情というものでしょうか。

先日、実作講座で室生犀星を取り上げました。そのおり、犀星の抒情の質が「(生きていることの)肯定の抒情」であると定位しました。犀星のみならず大正の詩はもっぱらいかに人生を肯定していくかに自己の詩の質を問うていたのですが、その後現代詩に到まで「否定の抒情」に変質し、いまや抒情そのものを否定すること(シニシズム)が詩壇ジャーナリズムに現れた詩の主流となった事を述べました。

素直でなくどこまでも意地悪な、それでいて大衆の「前衛」であると自負している、いわゆる「現代詩らしさ・現代詩の身振り」というものがあります。そんな偽物は一生懸命に毎日生きている人々には見抜かれてしまいます。現代詩のこのえらそうな身振りが、読者を失ってしまった大きな原因ではないでしょうか。原点に戻り、人と人の間にある気持ち=抒情、と捉えた場合、リアリズムと抒情は排斥しあうものではないと分かります。

…では、トップから「今月の詩」をクリックして、祐二さんの新作を楽しんでくださいませ。

      (尾崎記)

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誕生日。

今日は私の○○回目の誕生日でした。30歳になったとき、「もうおばさんね、世も末ね」と思ったものでしたが、あれから○○年。(今日はやたら○○ばかりですが、笑。)もう恐いものはない、という年になりました。いえいえ、まだまだ恐いものばかりですが、ようやく自分に辿り着いた気がします。無理をせず、自分らしく、偽らず、生きていけばいいかな。お誕生日のお祝いはニフティさんのお誕生日メールだけかと思ったら、それだけでもなかったです。いい日になりました。新しい仕事も入って、今日はご機嫌の私でした。明日からまた頑張ろうーっと!(真由美)

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11月の詩、更新です。

尾崎まことの「秋」「白秋」をアップしました。

0 イリヤのトップから今月の詩をクリックしてください。

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出版協会の例会と勉強会

昨日は日本書籍出版協会の例会がありました。いつもは厚生年金会館などの会議室なのですが、年に一回だけ京都・大阪の合同例会があります。場所は京都と大阪で交替なのですが、今年は大阪で、場所は国際会議場でした。会議のあと隣のリーガロイヤルホテルで懇親会。写真はその懇親会の模様です。料理はさすがに最高! うってかわって今日は京都のPHP研究所で、午後から「アマゾンコム」の方々に来ていただいて「アマゾン」についての勉強会をしました。忙しい二日間だったけど、充実していました。「アマゾン」もどんどん変わりつつあるようです。アマゾンで在庫があるのに「在庫なし」とよく記載されていたのですが、ようやく解決の方法が見つかりました。これだけで参加したかいがありました。今後ともしっかり活用させていただかねば、と思います。明日明後日は落ち着いて事務所です。やれやれ・・・ふう!(真由美)Img_1385

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ビオラを植えました。

Img_1370_2 今日は一日自宅にいて、新しい本の原稿読み(とてもわかりやすい医学書です)や装幀をしつつ、珍しく家事をしておりました、笑。冬中楽しめるビオラも植えましたよ。いつのまにか家の壁をはっていた蔦が紅葉したのを写真に撮りました。静かで平和な一日・・・時間がゆっくり流れていました。たまにはいいな!(真由美)

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久保惣記念美術館での一日

今日は、和泉市の久保惣記念美術館で妻と二人で過ごしました。常設展のほか、香炉の展示がされていました。お昼過ぎからは、ピアノ、テノール、ソプラノによる、ピアノ演奏、ドイツリートと日本の歌曲のコンサートを聴きました。日本の歌曲では、北原白秋や石川啄木の詩によるものもありました。また、声楽には、ところどころ所作というか振りというか――も付けられていて、詩の朗読とは同じではないものの、表現という点で詩の朗読も工夫しないといけないなあ、なんて思いました。コンサートが終ると、上記展示とは別のギャラリーで、洋画家の油彩と水彩の展示がされていて、それも鑑賞してきました。画家本人が居て、向こうから名刺をくれました。これも最近みた絵では、なかなかのものでした。建物も竹中工務店などによるしっかりした建物で、ロケーションもよく、庭園と茶室もあるという美術館でした。

というわけで、秋の一日、芸術に触れて過ごすことができて、充実の一日でした。帰路、コスモス、ひまわり(遅咲き)、グラジオラス、ハーブなどが広い敷地に咲き誇っているところにも寄りました。      (祐二)

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11月ですね!

新しい月が始まりました。今週も慌ただしかったなあ。で、ようやく土曜日。昨日は大阪天満宮の虫干しでした。メルマガに書いたこととおなじになりますが、私があたったのは、慶応4年の新聞を和綴じの冊子にまとめたもの。中にいちょうの葉が挟まれていたのですが、一体いつのいちょうの葉なのでしょう! 制作されたのは明治4年とありましたから、明治4年の葉っぱかな? そおっと撫でながら感動してしまいました。明日は東大阪の府立図書館へ。二人三脚で仕事をしている、ひかり工房の社長の講演を聞きにいきます。自費出版についてのお話です。 講演づいている彼女、NHKに出演するという話もあるような、ないような? その時は鞄持ちでついていきたいと思います、笑。(真由美)

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