イリヤへの批評
みなさま、お元気ですか? しばらく日記をサボっておりました、笑。風邪はもうすっかり治りました。でも大阪ではインフルエンザ流行の兆しがあるとか、みなさまもどうかお気をつけてくださいね!ところで、うれしいニュース。「詩と思想」12月号に以下のようなイリヤの批評が掲載されました。おかげさまで「イリヤ」は毎号どこかで取り上げて頂いています。といいつつ、これは次の号へのプレッシャーですね。ガンバロっと!
「イリヤ」3号(尾崎まこと・発行人)
創刊から二年目を迎える。各同人のポートレート、フォト・ポエム、など写真を活かした誌面作りに洒落たセンスを感じた。同人のお顔が拝見できるというのは、ちょっとホッとするところがありますね。
左子真由美の「コップ」、コップをひとつの意志と捉え、短いながらも凛とした詩世界を構築している。「その形が/うつくしいのは/(略)薄い一枚の仕切りにより/なかにたたえられた液体を/しっかりと/抱き留めているからである」。しなやかな意志だ。佐古祐二の「空を飛ぶ」。子どもの頃、誰もが夢見た、空を飛ぶ、という願望が瑞々しいタッチで描かれている。「どっどど どどうど どどうど どどう」。宮沢賢治の童話のオノマトペを絡めた前半部分には臨場感がある。その前半部分と、最終行の対比が、何とも切ない。尾崎まことの「林檎ランプ」も、童話風味の一編だ。林檎の真ん中には小さな「灯火」が灯っていて、夜になると、林檎山全体がランプのように明るんでいく・・・。美しい想像世界である。(長谷川忍氏)
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