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10月の詩、アップしました

10月の詩として、尾崎の「長い夜」アップしました。私(わたくし)小説ならぬいわゆる「私・詩」を自分が書くには、ずっと抵抗感がありました。単純に恥ずかしいという思いと、鏡の部屋から出れなくなるという直感です。

現代詩が大衆的な基盤をついに(?)持ち得なかった理由の半分ぐらいは、詩が主観的な私事の記述に終始することにあると思います。しかしながら、詩の存在根拠なるものも、誰がなんと言おうと、その「私」を決して手ばなそうとはしないことに半分ぐらいはあるので、難しい問題がそのあたりにありますね。ただ、私の中に囚われていながら、私を必死に越え普遍的な場所に出ようとするものが「ポエジイ」の本質であることに間違いはないようです。現代詩の露出する苦しいポエジイの表情と身振りこそが、実はこの時代の課題と要請に極めてパラレルな関係を切り結んでいると言えます。

さて、僕が詩をはじめたのは52か3を過ぎてからのことです。この事件がなければ、絶対に詩を書いてはいなかったナァ…、という僕の「長い夜」の事を書いてみました。トップから「今月の詩」をクリックして入れますので、どうぞ!                        (尾崎記)

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